事務局スタッフ 高橋のスペインレポート 2019

1、Mari先生のヘレスでのご活躍

まず、Mari先生こと、松本真理子先生のヘレスでのライブを

お手伝いできるという、たいへん光栄な機会をくださった、

先生に感謝いたします。

 

フラメンコの聖地といわれるヘレス・デ・ラ・フロンテーラでは、

毎年2月下旬から3月上旬にかけて、「フェスティバル・デ・ヘレス」

というフラメンコの祭典が開催されます。

今年2019年は2月22日から3月9日までの16日間開催されました。

メイン会場のビジャマルタ劇場では、毎晩、一流フラメンコアーティストたち

による公演が日替わりに上演されます。

今をときめくアーティストたちが集結するため、期間中、スペインはもとより、

世界中からフラメンコファンがそれら公演を鑑賞するため、

このヘレスにやってきます。

また、他の様々な会場でもフラメンコライブやコンサートが

繰り広げられます。その中のひとつ、ラ・グアルディア・デル・アンヘル

というライブ会場で、今回、Mari先生が出演依頼されるという

快挙を遂げられました。

 

ラ・グアルディア・デル・アンヘルでは、毎年、フェスティバル期間にあわせて

「ヘレス・フェスティバル・オフ」というイベントを開催しているそうで、

今年は、偉大なディエゴ・カラスコをはじめ、ホセ・ガルバン、ラファエル・カ

ンパージョ、マリア・フンカル、フアン・ポルビージョ、カプージョ・デ・ヘレス

など素晴らしいアーティストがたくさん出演しました。

Mari先生はこのイベントの初日のご出演でした。

今回のライブ共演は、カンテ(歌)はカルメン・ラ・ティコ、

ギターはホセ・マヌエル・ゴメス、バイレゲストはアレハンドロ・モリネロです。


カンテのカルメンとギターのホセとは何年も前に大阪でお知り合いになった

そうで、今回、久しぶりの共演を快く引き受けてくれたと聞きました。


バイレのアレハンドロとは、昨年、大阪で開催された、松本真理子

ラ・カンパニージャ舞踊団公演「フラメンコの起源」に続く二度目の共演で、

アレハンドロも今回の出演に二つ返事で、マドリッドから足を運びました。

ライブの前日、当日に4人でエンサージョ(リハーサル)を

重ねていらっしゃいました。

Mari先生はスペイン語を不自由なく話されるので、スペイン人3人を相手に

意見を出し合い、エンサージョを進められていました。

フラメンコは、トケ(ギター)、カンテ(歌)、バイレ(踊り)が三位一体となって

出来上がるものと言われます。バックアーティストと意思疎通できなければ

成り立ちません。

やはりスペイン語でコミュニケーションできるということは大きな利点です。

スペイン語がとびかうエンサージョは、それは白熱していました!

いよいよ本番、ライブ会場の客席には、Mari先生のヘレスの友人、

知人の方がたくさん来られていました。さらに、セビージャから出向いてくれ

た衣装デザイナーさんや、大阪のMariフラメンコ教室で教授したことのある

ロレナやそのご家族、遠くはMari先生の大学時代のご友人夫妻が

ロンドンから来られていました。

また、大阪のMariフラメンコ教室の生徒さんからフラワーアレンジメントと

メッセージカードが届き、会場を彩っていました。

オープニングはMari先生とアレハンドロによるアレグリアスで始まりました。

お二人、赤の衣装で、二度目の共演ということもあり、息はぴったりでした。


続き、カルメンのカンテ ソロ。

そしていよいよ、Mari先生のソロで、タラントを踊られました。

新作の赤の衣装がとても映えていらっしゃいました。

フラメンコの本場ヘレスでの舞台で踊られている先生は、自信にあふれ、

気迫に満ちていしました。そして、私が言うのもの何ですが、とても楽しんで

踊られていらっしゃいました。

アレハンドロのソロ ソレアに続き、フィン・デ・フィエスタは、ブレリアで、

友人のアデとロレナも壇上に上がり、それは盛り上がりました。

客席より何度もハレオ(かけ声)がかかりました。

会場は、Mari先生を慕う人たちでいっぱいで、舞台と客席は、

その愛にあふれていました。

ライブが終わった時、温かい拍手が沸き起りました。

私も目の前で、先生のヘレス舞台を見ることができ、とても感動しました。

 

ライブの後、Mari先生の友人やアーティストたちとの食事会に一緒させて

いただきました。長テーブルに二十数人が座り、食事やおしゃべりを

楽しみました。親しい友人たちの集まりだけあって、話が尽きることが

ありませんでした。


私はテーブルの端からその様子を眺めていて、ふと、この会に一番

同席したかったのは、亡きカンタオールのアルバロ(アギラール・デ・ヘレス)

ではないかと思いました。

そして、アルバロがこの宴(うたげ)を天国から微笑みながら覗いているように感じました。

Mari先生とアルバロとヘレスとフラメンコは、最高の絆でつながっています。

今までもこれからも。

それもすべてMari先生のお人柄のためだと思います。

 

Mari先生の約1か月にわたるヘレス滞在は、日本にいる時と同様、

とても精力的でした。ライブ活動だけでなく、今年11月に開催する舞踊団

公演の打ち合わせ、衣装選び(生地選びから)、生徒さんから頼まれた

アクセサリーや小物の買い物、そしてご自身の練習にクルシージョ受講、

さらにフラメンコフェスティバルの公演を毎晩、鑑賞されるという、

驚異的なスケジュールでした。

そして、どんなにお忙しい時でも、友人、知人、仕事仲間の方々に

よく気を配られ、行動されていらっしゃいます。

だからこそ、Mari先生のまわりには素敵な人たちが集まっているのだと

思いました。

今回、ヘレスのライブ前日に、Mari先生が地元新聞社の取材を

受けられました。

その取材記事のタイトルに、「フラメンコなしでは生きられない」とありました。

まさにその通り、Mari先生はヘレスでも日本でもフラメンコに

全身全霊で捧げていらっしゃいます。

 


ビジャルマルタ劇場

 

2、ヘレスの町を紹介 その1

スペイン南部アンダルシア地方に位置するヘレスの町の正式名称は、

「Jerez de la Frontera ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ」といいます。

フロンテーラとは、国境(くにざかい)という意味。

その昔はカスティーリャ王国とグラナダ王国との国境だったことから、

このあたり一帯の地域がフロンテーラと呼ばれるようになったそうです。

町の正式名称は長いので、地元の人たちも「ヘレス」と呼ぶことが

多いです。人口約21万人ほどのスペインの地方都市のひとつです。

セントロと呼ばれるヘレスの旧市街に入ると、まるでタイムスリップしたよう

に感じます。カジェ(小道)は狭く、入り組んでいて、迷路のようです。

私は慣れるまで何度も狭いカジェに迷い、地図はあまり役立ちませんでした。

その昔、城壁に囲まれていた時代、まちの中は敵の侵入を防ぐために

入り組んでいました。現在のセントロのカジェもほぼ当時のままでは

ないでしょうか。車が入れない道はいくつもあります。

100年以上は建っているであろうと思われる古い建物が立ち並んでいます。

そして古い教会もたくさんあります。曲がりくねった道を進んでいくと、

小さな広場に出ます。小さな噴水があったり、木が植えられていたり。

昔から広場は人々が集まる憩いの場だったのかなと想像できます。

 

観光ポイントでは、アルカサール(城)が有名です。

アラブ時代から続く、塔、城壁、城門、礼拝堂、アラブ風呂、中庭など

見どころがたくさんあります。

礼拝堂は、もともとイスラム教徒のモスクで、後にキリスト教の礼拝堂に

かえられたものです。中世の時代、スペインはイスラム教に支配されて

いたという歴史の遺産です。城壁に囲まれていた中世のヘレスに思いを

馳せます。

なお、イスラムとキリスト教建築が融合した建築物を見たい方は、

是非、コルドバとグラナダを訪れてくださいね!

次の観光ポイントはやはり、カテドラル(大聖堂)でしょう。


その町(教区)で一番重要で格式のある教会をカテドラルと呼びます。

ヘレスのカテドラルもヘレスの町で一番大きな建造物でした。

長年にかけて建てられたカテドラルは、いろいろな建築様式で、

また中にはいくつもの祭壇、礼拝堂、宗教画、高価な聖具などを所蔵する

宝物庫があります。私にとってカテドラルは素晴らしいミュージアムです。


カテドラルの他にもサン・ミゲル教会、サンチャゴ教会を訪れました。

いずれも観光客は入場料が必要です。

サン・ミゲル教会の鐘楼は、ヘレスで一番の高さを誇る建物だそうです。

16世紀に建てられた柱などの彫刻装飾は、繊細で美しかったです。


サン・ミゲル教会

 

スペインにはどの町に行ってもいくつもの教会があります。

有名な教会はもちろん素晴らしいですが、私にとっては通りすがりの、

地元の人たちが通う小さな教会が魅力的でもあります。

静寂で、小さくても素敵な祭壇やステンドグラスといった思いがけない

空間に出会えたりします。

アンダルシア地方は、カトリック教で特にマリア信仰がとても強い地域です。

ヘレスの教会でも、よくマリア像が安置されています。頬に涙をたらし、

金銀宝石で飾られた豪華な冠と衣装をまとうマリア像にアルテ(芸術)を

感じます。

これらのマリア像は、セマナサンタ(聖週間)の時に、

パソ(おみこしのようなもの)に乗せられ、担ぎ出されます。

細いカジェを、たくさんの花やろうそくで飾られたパソに乗ったマリア像が

粛々と練り歩く様子は、信者でなくても心打たれるものがあります。

そして、サエタと呼ばれるフラメンコのような調子の聖歌が捧げられるとき、

どんなに感動することでしょう。

チャンスがあれば、セマナサンタの時にヘレスを訪れてみてください。

 

旧市街に、「セントロ・アンダルス・フラメンコ」(日本語のガイドブックには

アンダルシア・フラメンコセンターとかかれています)があります。

18世紀の宮殿を改装した建物の中に、フラメンコに関する写真や

絵画などを展示しています。またフラメンコに関する映像資料や書籍など

たくさん収蔵しています。

ヘレスはフラメンコ発祥の地と考えられています。

特に19~20世紀にかけて、ヘレスは多くの著名フラメンコアーティストを

輩出しています。

ローラ・フローレス、マヌエル・トーレ、フェルナンド・テレモト、

パケーラ・デ・ヘレス、アグヘタス、マヌエル・モラオ、パリージャ・デ・ヘレス、

最近ではホセ・メルセ、モライート、ミゲル・フローレス、ファン・モネオなど。


今年で23回目を迎える「フェスティバル・デ・ヘレス」は、

ヘレスがフラメンコの聖地と讃えられるに値するイベントといえるでしょう。

 

3、ヘレスの町を紹介 その2

ヘレスの散策で是非、訪れてほしいのは、メルカド(市場)です。

メルカドの大きな建物の中に、八百屋や肉屋のブースが並んでいます。

市場の中央は魚市場になっています。地元の人で朝からにぎわっています。

私がヘレスを訪れた2月下旬、ちょうどいちごが旬でおいしそうだったので、

迷わずいちご(スペイン語でfresa)を買いました。

スペインの市場ではたいていキロ単位で売っています。

いちご1キロ3.20ユーロ(約400円)。

どっさりのいちごで一人では食べきれない量でした。

ジューシーでおいしかったです。

他にもオレンジ1キロ1ユーロ、トマト1キロ1ユーロなど、

野菜・果物はとにかく安くてそして新鮮です。

マグロ1キロ10ユーロもありましたよ。

セントロにはスーパーもありますが、日本のような大型店はありません。

個人商店のような食料品から日用品など何でも売っているような

小さな店がいくつもあります。また、生ハムはハム専門店、

パンはパン屋といったように専門店で買うのが通例です。

散策しながらお気に入りのお店を見つけるのも楽しいですね。

お土産店は、メイン広場のアレナ広場近くに何軒か見かけました。

衣料品店はZARAなど数軒ありますが、田舎町なので、オシャレなものや

高級品はセビージャで買うほうがよさそうです。

 

スペインにはBAR(バルと発音)と呼ばれる、カフェ+食堂+居酒屋といった

飲食のできる店がどこにでもあります。

「スペインにバルのない町はない」と言っても過言ではありません。

朝食はバルでコーヒーとパン、お昼はパエージャなどの料理、

夜はアルコールとタパス(一皿料理)といったように、いつでも

利用できます。またバルは地元の人たちの交流の場でもあります。

必ず行きつけのバルがあるはずです。

ヘレスの町にもたくさんのバルがあります。私はにぎわっていた、とある

バルで朝ごはんを食べました。

カフェ・コン・レチェ(ミルク入りコーヒー)とパン・コン・トマテ(熟したトマトと

ニンニクをペースト状にしたものをパンにのせ、オリーブオイルを

たっぷりかけていただく)を注文しました。

カジェの席に座って、2ユーロ(260円)。

安くておいしいこと!生ハムをのせたら、さらに絶品ですよ。

アレナ広場の近くにはたくさんのバルやレストランがあります。


ヘレスのメイン広場、アレナ広場

 

レストランは昼食は13時半ごろから開きます。スペインの昼食時間は、

14時過ぎから15時頃から食べ始めるのが一般的です。

夕食は21時過ぎです。レストランは20時を過ぎないと開きません。

日本の食事時間帯とずいぶん違うので、スペイン旅行が初めての人は

驚かれるかもしれませんが、郷に入っては郷に従えで、スペイン時間に

慣れてくださいね。スペインの夜は長いです!

ヘレスではシーフードも肉料理もおいしいです。レストランでの一皿は

日本人にはかなりのボリュームがあるので

2、3人でシェアするといいでしょう。

4、ヘレスの町を紹介 その3

ヘレスと言えば、まず「シェリー酒」を思い浮かべる人が多いかもしれません。

シェリーというのは、この町の名前であるヘレスを英語流になまったもの。

そしてこの英語流の言い方が世界中に広まったそうです。

スペインではシェリーとはいわず、「ヘレス」といいます。

ヨーロッパで名酒といわれるものは、ある特定の地域で産したものに限り、

その地名を銘柄として名乗ることができます。例えば、「シャンパン」は

フランスのシャンパーニュ地方で造られる発泡性ワインのこと。

「ポートワイン」はポルトガルのポルトという町で造られるワインのこと。 

「ヘレス(シェリー酒)」はヘレス周辺の特定の地域で栽培された、

特定の品種のブドウを原料とするものだけをさします。

シェリー酒の製法は他のワインとかなり違い、発酵の途中でブランデーを

加える、古いワインと新しいワインをブレンドするなど、独特な方法で

醸造されます。

へレスにはボデーガと呼ばれる醸造元がたくさんあります。

セントロやセントロ近くにもボデーガがあり、観光客用にボデーガの

見学ツアーができます。有名な大手ボデーガとしては、ティオ・ペペや

サンデマンがおすすめです。見学ツアーの最後には、シェリー酒を

試飲させてくれます。もちろん直売店もあり、日本では手に入らない

シェリー酒を購入できます。


見学ツアーは、時間が決まっているので、各社サイトかアレナ広場の

観光案内所で確認して、できれば予約して行くほうがいいと思います。


ボデーガ ティオ・ペペ

 

5、ヘレスでの宿泊先

今回、ヘレスでは、「Casa de Paqui(カサ・デ・パキ)」を利用させて

いただきました。

亡きカンタオールのアルバロのご家族が経営されている宿です。

場所は、ヘレス駅と町のメイン広場アレナ広場とのちょうど真ん中くらいに

位置していて、とても便利なロケーションでした。

駅にセビージャ行きの切符を予約しに行くにも10分も歩かずに行けます。

毎日出かけたセントロまでもすぐ近くです。またメルカド(市場)も近いです。


ヘレスの駅


私が利用した部屋は2部屋続きで、ベッドルーム(ツインベッド)と

デスク・テレビのある部屋は別で、一人では十分の広さでした。

冷蔵庫もあり、Wifi も使え、便利でした。

また、宿のすぐ近くに、パキさんが経営するレンタルスタジオもあります。

その名も「しんじゅく」。アルバロが東京・新宿を拠点に活動されていたので

その名が付いたのかな、と想像しました。

スタジオは複数人でも十分に利用できる広さです。

ヘレス・フェスティバル中は、クルシージョ会場としても利用されていました。

オーナーのパキさんは、とても明るく優しい方でした。

いつでも帰っておいで、と大腕を広げて待ってくれるお母さんのようでした。

またチャンスあれば、利用させていただきたいです。

 

6、アンダルシア最大の町 セビージャ

ヘレスから列車で、1時間10分でセビージャの町へ行けます。

セビージャは、アンダルシア地方で一番大きな町で、スペイン国内では

4番目の規模です。町並みは華やかで、スペインで有数な観光都市です。


スペインの首都マドリッドからは飛行機で約1時間、AVE(高速鉄道)で

約2時間30分で行けます。

セビージャの町は、私が住んでいた15年前とはずいぶん様変わり

していました。町の中心セントロのメインストリートは、歩行者天国になり、

路面電車が走っていました。グアダルキビル川沿いは、堤防と遊歩道が

整備され、散策しやすくなっていました。そして、自転車専用道が整備され

ていたことは驚きました。

私が住んでいたころは、セントロで自転車に乗る人はあまりいませんでした。

私はセントロの語学学校まで自転車で通っていましたが、いつも地元の

人から嫌な顔をされている気がしていました。それが今や、自転車道が

でき(これはスペインの町で一番整備されているそう)、ホテルや町の

いたるところでレンタサイクルでき、たくさんの人が自転車で

往来していました。もっともセントロで自転車に乗っているのは観光客

ばかりのように見受けられましたが。

また、セントロより少し離れたところに、高層ビルが建っていたのには

度肝を抜かれました。トーレ・セビージャ(セビージャ塔)という、

40階建て(地上37階、地下3階)、高さ180.5mの商業施設、ホテル、

オフィスを含む現代的なビルです。2015年に完成したそうです。


グアダルキビル川とトリアナ地区と「セビージャ塔」


 

セビージャで1番高い塔といえば、カテドラルにあるヒラルダの塔(鐘楼)で、

セビージャの町のシンボルマークでもありました。歴史は古く12世紀後半に

建てられた塔は、高さが97m、高さだけでなくその美しさはセビージャの誇り

でもありました。

私はこのヒラルダの塔からのセビージャの町の眺めが大好きでしたので、

現代的な高層ビルができたことは残念に思いました。

しかしそれは町が発展している証拠ですね。セビージャは、観光客で

あふれ、スペインを代表する一等観光地なのだとあらためて認識しました。


スペイン旅行をするなら、セビージャの町は1番のおすすめです。


セビージャのカテドラルとヒラルダの塔

 

7、日本からスペインへの道のり

私は今回、KLMオランダ航空を使い、関西空港~アムステルダム~

マドリッド~ヘレスへと向かいました。大阪の自宅から一番安い予算で、

スケジュールにあわせた結果、このルートを選んだのですが、

アムステルダムからマドリッド便に乗り継いだ日本人はおそらく

私一人だけだったので、スペインへ行くにはマイナールートかも、

と思いました。

今回は乗り継ぎがうまくでき、ノートラブルでした。

(奇跡的に超ラッキーです!)

それでもヘレス空港に着いたのは自宅を出て23時間後でした。

やはり、ヘレスは遠いですね。

成田空港からはイベリア航空でマドリッドへの直行便がありますので、

関東の方はやはり直行便利用が早くて安心です。

スペインが初めての方、乗り継ぎに不安のある方は、

イベリア航空利用をおすすめします。


マドリッド上空

 

8、終わりに

今回の旅の最初を思い出しました。


3本の飛行機を乗り継ぎ、ようやくヘレス空港に到着して、

機内を出た時、ヘレスの暖かくて優しい風を感じました。

満月の夜で、ヤシの木がカサカサ揺れる音が聞こえ、

南国に来たなぁという印象を受けました。タラップを降り、

空港建物まで歩いて行くあいだ、なんともいえない気分でした。

そして荷物を受け取り、出口をでたところで、Mari先生が

出迎えをしてくれました。

「Masae, Bienvenido!」とハグをしてもらった時、

それまでの緊張がふっと抜け、嬉しかったです。

 

旅はいつも新しい発見や経験、未知の世界を与えてくれます。

私にとってスペインは魅惑いっぱいの国です。

何度訪れても飽きることはありません。

今回、久しぶりのスペイン再訪で、忘れかけていた大切なことを

思い出させてくれる旅となりました。

みなさまもどうぞ、フラメンコの本場スペインへ、

アンダルシアへ、お出かけください!

 

スタジオ プランタ・イ・タコン Mariフラメンコ教室  事務局スタッフ

高橋真恵

2019年3月記


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