松本真理子とラ・カンパニージャ舞踊団・研究生

フラメンコ・バレエの世界最高峰スペイン国立バレエ団の元ダンサー

アレハンドロ・モリネロと

世界中で活躍しているバレエダンサー上村崇人

環バレエ団ダンサー6名をゲストに迎え、

不思議な世界に迷い込んだカンパニージャの夢物語を

フラメンコとコンテンポラリーで舞う!


2019年11月2日(土)

開場:17:30 開演:18:00

大阪 世界館

 

 

◆公演の写真◆

撮影:西岡有紀子

カンパニージャ(松本真理子)が寝ていると

夢の国の王子(上村崇人)がやってきて

夢の国へといざなう

 

 

カンパニージャは黄昏の世界へと迷い込み、

音の妖精(平松加奈)があらわれて

カンパニージャを音楽で歓迎する

 

音の妖精が音楽を奏で楽しんでいると、

徐々に夜が更けて星が光り輝く神秘的な世界に変わっていく。

そこにカスタネットの名手(アレハンドロ)が現れ、

音の妖精の音楽にからむように

名手がカスタネットを鳴らしながら踊り、星のように輝く。

 

カンパニージャは黄昏の世界から奇妙な森の世界に迷い込む。

そこは奇妙な動物(環バレエ団)達が存在し、

カンパニージャに襲いかかってくる。

カンパニージャは逃げ回るが逃げ切れず混乱する。

 

 

助けを求めるカンパニージャの元に、

音楽隊(ギタリスト、カンタオール、パルメロ)がやってきて、

「あっちに行け!」と猛攻撃をして、奇妙な動物たちを退治する。

その勝利を味わうように宴会がはじまり、音楽隊のブレリアで盛り上がり、

カンパニージャは喜びを踊り、また別世界へと旅立つ。

その旅立ちを喜んで音楽隊は更に盛り上がる

 

 

カンパニージャは、ふと現実のようなスタジオの世界に迷い込む。

そこには生徒達(舞踊団と研究生)がいて、レッスン指導をしてと催促するので、

カンパニージャは踊りの指導を始めるが、何だか生徒の動きが可笑しい。

カンパニージャは、生徒の汚く変な動きに怒りだし、

そこに音の妖精(平松加奈)が現れて、生徒達に魔法をかけると、

生徒たちが活き活きとガロティンを踊り始める

 

 

雷の音と共に夢の国の王子があらわれ、

闇の世界に引きずり込んでいき

闇の世界に渦巻く嫉妬に翻弄されていく。

 

 

 

闇の世界から炭鉱の世界に導かれ、暗闇の中での重労働の苦悩や悲しみを、

夢の国の労働者(環バレエ団)が舞う

 

この炭鉱の世界に迷い込んだカンパニージャは、

音楽隊の音楽にあわせて 炭鉱の苦しみをタラントで踊り、

後半はその苦しみから見出した喜びをタンゴで舞う

 

 

カンパニージャが喜びから別世界へと旅立ち、

音の妖精は闘牛の世界へとやってくる。

闘牛士(アレハンドロ)が現れ、ファルーカを舞う

 

 

闘牛の世界に迷い込んだカンパニージャは洋服をわたされて

それを身にまとう

 

ドレスアップしたカンパニージャは闘牛士に心を奪われ恋人になるも、

浮気性の闘牛士は他の女性に気を取られ、

鳥のようにじっとしていられない。

コルドべスの女に気をとられ、かと思えばアバニコの女に気を許し、

マントンの女にも心を奪われ、カンパニージャを翻弄する

 

カンパニージャは闘牛士と共に、喧嘩の世界へと迷い込み

浮気性の男の言い訳に衝突していく

 

お互いを愛し求めながらも激しく衝突し、怒りを舞う

 

カンパニージャと闘牛士の恋人同士が激しく衝突した後、

仲直りをして愛と喜びを舞う

 

そんなカンパニージャの前に夢の国の王子が現れて、

闘牛士を選ぶか自分を選ぶか問いかけ、

闘牛士は仲直りしたばかりだから俺を選ぶのが当然だとアピールしながら踊る

 

夢の国の王子は自分を選ばないと現実の世界へ戻れないよ、

とアピールし カンパニージャは、しつこく言い寄る闘牛士に愛想をつかし、

服を脱いで闘牛士に投げ渡し、夢の国の王子を選ぶ

 

 

カンパニージャは眠りについて現実の世界へと戻っていく

 

舞台挨拶

無事幕をおろすことができました。

たくさんのご来場、ご支援に感謝申し上げます。

松本真理子

2019年11月16日

 

◆公演の感想コメント◆

・先生の舞台は他の教室の発表会等行けば違いと、先生の芸術に対するこだわりが分かり、

そこで習ってる事を誇りに思っていましたが、ゲネから見させて頂き、

自身も舞台に立たないと行けないのに細かな所まで監修し

改めて先生のパワーと芸術に対するこだわりを目の当たりにし感動&尊敬しました。

普段の厳しさの源はそこにたどり着く為のものなのかな?と、

そしてそれを私達門下生にも同じように妥協せずに

指導して下さっていることに感謝と感激な思いで最後まで観ていました。

今回はバレエ団の方もいたので、どんな舞台になるか想像が出来なかったのですが、

バレエの方のしなやかな躍りとフラメンコのコラボは見ていて新鮮で感動しました。シャリ



・題材通り 夢の世界❣

バレエ団の方々と、フラメンコダンサーの、踊りこそ違うものの プロのダンサーの集団は、

こういう大作をつくれるんだ‼️と改めて感動頂きました。ラケル



・先生が頭のなかでずっと思い描きつづけてきたものをこのたび作品として、

この目で見られたことがとても嬉しかったです。

全身全霊での大仕事を終えられたマリ先生の

「ハードだったけど、自分のすべては出せた」 という言葉が

門下生としてとても誇らしく、とても嬉しく思いました。

信念を持って走り続ける先生が本当にかっこよかったです。

今回は観終わってから、みんなが踊りの感想だけでなく、

物語の感想について語り合うことが多かったのが印象深いです。

夢の国の王子との幻想的なオープニング、カンパニージャが怪しい森に迷い込んだ場面。

圧倒的な存在感の色気溢れる闘牛士が現れたかと思えば、

そのあと3人の女にいちいちうつつを抜かしてカンパニージャが怒っている様子に、

闘牛士ダメ男やん!!って心のなかで突っ込んだり。

それでも闘牛士はやっぱり魅力的で、怒りをぶつけあってカンパニージャと結ばれたかと思えば、

わー!!ここでまた夢の国の王子が現れちゃったよーっていう。

ストーリー展開がとても面白かったです。

環バレエ団バレエとのコラボ :フラメンコだけじゃない踊りも見られると

楽しみに思っておりましたが、バレエ団の方々の身体を使った表現力は凄かったです。

特に怪しい森のシーンは全体をとおしても、とても印象に残っています。

白い布 :舞台で舞ったり、カンパニージャを引き寄せて包み込んだり。

オープニングでは照明と白い布の演出が効いていてとても幻想的でした。

スタジオで見かけてたあの布が、あんなに物語を魅了する小道具だったとは!

演技力 : 公演後、マリ先生が学生時代演劇部だったとお伺いして大いに納得しました。

セリフこそなくても、怪しい森のシーンではカンパニージャの混乱している声が聞こえてきたし、

浮気者の闘牛士に怒っているシーンも、怒りをぶつけあうシーンも

惹き付けるマリ先生の表現力があったからこその物語展開で面白かったです。

自分で物語を作って音楽も監修して、1から作品を作り上げていくという

マリ先生のクリエイティブな能力は凄いなぁとつくづく思います。

今回の公演はどのシーンも印象深い大作で、見応えがあったので、

この先いいご縁に恵まれ再演が叶うことを願います。

今後もまたマリ先生の頭と心の中を覗かせていただけるような、

そんな作品が見られる日を楽しみにしております。M.Mさん



・さすがマリ先生っ、と思わせる素晴らしい舞台でした。

コンテンポラリーとのコラボなども今までとはまた違う演出で

オリジナリティ溢れる素晴らしい作品でした。

実際見るまではバレエの方々がところどころ出てくる感じかなぁ…

という位にしか考えていませんでしたが実際はストーリー性もあり

どんどん引き込まれ想像をはるかに越えたものでした。M.Fさん



・真理子先生の公演は初めてでしたので、とても楽しみにしておりました。

ストーリーが面白く引き込まれました。E.Kさん



・ 前回の「フラメンコの起源」のときも思いましたが、 次々展開していく様な

ストーリー性があると、観ていてもとても楽しく、メリハリを感じ、私などにもわかりやすいです。

時間のたつのを忘れて魅入っていました。

ちょっと笑ってしまう台詞なども楽しかったし、Mari先生の躍りはもちろん、

表情や、外国人アーティストの方々の躍りの表現や、

音楽、バイオリンも素晴らしかったです。N.Yさん


・始まりから引き込まれ、とても良かったです。

語りから、マリ先生の 手のシルエットが登場した時、手の演技がすごく良くて、

家の鏡を前にして、つい真似したくなりました。

フラメンコのエネルギーも贅沢に盛り込まれ、バレエの要素やコンテンポラリーの要素など、

広く感じる事が出来、楽しめました。途中に日常のクラス風景が垣間見えたのも

ユーモアがあり楽しかったです。 コンテンポラリーはマリ先生の公演から知った分野ですが、

体現する という点で、動物を表現する事をこんな風に体で表現できるんだと

まじまじと見入っていました。 全てに携わる事で、マリ先生の世界感がより一層皆様に伝わりやすく

楽しく形成され、マリ先生というフィルターを通す事で、

フラメンコの魅力がさらに増している様に思います。

精力的に活動されながらも、私たち生徒へも熱意を持って指導して頂き、

直接レクチャーいただける事はありがたい事だと思います。A.Hさん



・素晴らしい舞台をありがとうございました!

舞台の構成や、発想が面白く、見たことがないものばかりでした。

体力、頭脳、精神力、気配り、すべてにおいて、本当にタフで完璧な方だと感じました!

空中を軽やか舞うバレエと、大地を力強く足踏むフラメンコ。

対照的な二つの踊りをどのように融合されるのか、と思いました。

異なる世界観を繋ぐのは、やはり音楽でした。バイオリンの音色が見事に調和していて、

全体のテイストを盛り上げていると感じました。

センスが素晴らしいです。

私にとって、スペインダンサーの踊りも、バレエダンサーの踊りも、

プロのカスタネットさばきも、本物のスペインのカンテも、

何もかも初めて生で見させていただきました。

見終わってみて、本当に夢をみてい たような不思議な余韻が残りました。

レッスンの場面など、コミカルなシーンもあって、生徒としては、思わず笑いがこぼれました。

ひとつだけ、うろたえたのが、最初のうちは、どこで拍手していいのかわからなくて、

戸惑ったことでした(笑)  K.Tさん



・ストーリーが、一つで、いっぺんとうな感じかなと思ってました。

実際には、変化が沢山あって楽しかったです。

ただただ、先生や、舞踊団の方の迫力と、体力に、圧倒されました。匿名希望さん



・序盤からマリ先生の魅惑的な踊りに目がハートになりました。

衣装もとても映えていて本当に素敵でした!

先生とアレハンドロのラブラブの場面にはもうドキドキ♡してしまいました(#^.^#)

先生の集大成の舞台はきっと素晴らしい舞台だろうと期待していましたが、期待以上でした!

「わかる人にはわかる」的な感じではなく、大変わかりやすいストーリーで

スッと物語に入っていけたので純粋に音楽の素晴らしさ、踊りの美しさを感じることができました!

素晴らしい舞台でした! 最後にマリ先生が出て来られ、出演者全員で舞台に並ばれた瞬間、

胸がいっぱいになりました(*^_^*)

フラメンコにあまり興味のない方でも、楽しめる舞台だと思いました。

一度だけの公演ではもったいないと思います。できればもう一度観たいです。

一緒に鑑賞した友人も長年フラメンコをしており、帰りに興奮した様子でいろんな感想を語ってくれました。

マリ先生が魅力的で踊りがキレイ!

カンテが素晴らしく上手い、フラメンコ とコンテンポラリーのコラボが斬新で楽しかった、

アレハンドロのパリージョが圧巻、舞踊団のレベルが高い、

ストーリーが分かりやすくて面白かった、等々、、、

大絶賛でした(≧▽≦)

来た甲斐あったわー!(ちょっと遠方なので)、また誘って欲しい!

と言って帰って行きました(*^_^*) 留まることのない、

マリ先生の想像力、創造力、行動力にますます期待せずにはいられません(≧∀≦) K.Oさん



・素晴らしいフラメンコ+ストーリーがあって、楽しめました。 

いつもながらの素晴らしい踊りで、存在感がすごいと思います。

小柄な方なのに、舞台上では本当に大きく見えます。

舞台では、踊りだけではなく、ストーリーまわしもご自分でされてるので、大変だなと思いました。

次もストーリーがある舞台が見たいです。

ミュージカルのように、多少せりふがあっても面白いと思います。

今回、マリ先生も少し喋っておられましたよね〜

観客と舞台との距離が縮まる感じがして、良かったです。A.Wさん



・前回の公演に比べ、数倍進化していて良かったと思います。

簡単なものでも、仕上げるのは大変なところを、いろんなフラメンコの要素や

バレエも盛り込んだ見ごたえのある作品になっていたと思います。

レッスンやクルシージ、教室運営と大変忙しい中、よく作品を考えて

振付から演出までされるなあと、先生のパワフルさタフさに驚き、感心しています。

今回の公演は、夢の中で様々な世界に紛れ込み、最後は夢から覚めるというストーリー展開が、

バラエティに富んでいておもしろかったです。

特に森のシーンで動物に襲われて逃げる場面は真に迫っていて、はらはらしました。

モダンバレエの方々の動きも魔物のようで、怪しげでよかった。

逃げていく先生の演技もアリスのようでかわいらしかったです。匿名希望さん

 

たくさんのコメントに感謝します♪

 


 

 



2019年11月2日(土)

開場:17:30 開演:18:00

大阪 世界館



◆チケット代

S席 7800円  A席 7000円  B席 6500円(全席指定)

 

出演者

カンパニージャ:松本真理子(フラメンコダンサー)​ ​

夢の国の王子:上村崇人 (バレエダンサー)​ ​

カスタネットの名手・闘牛士:アレハンドロ・モリネロ(フラメンコダンサー)​ ​

音の妖精:平松加奈(ヴァイオリニスト)​ ​

夢の国の人たち:

ラ・カンパニージャ舞踊団(井田泰子)、準舞踊団(江藤都美)、
研究生(湯浅万里奈)、​ ​

環バレエ団ダンサー
(安達 奈都子 、森松 典子、安達 麻紀、西藤 愛乃、米田 真理、宮田 愛里)​ ​

音楽隊:カルメン・ラ・ティコ​ (カンタオーラ)​

音楽隊:ホセ・マヌエル​・ゴメス ​(ギタリスト)

音楽隊:海沼正利​ ​(パーカッショニスト)

 

●芸術監修 松本真理子

●企画・脚本・演出・振付 松本真理子

●振付 コンチャ・ハレーニョ、アレハンドロ・モリネロ

●振付・協力 サイトウマコト

●音楽制作 ホセ・マヌエル、平松加奈、海沼正利

●舞台監督 大門正人

●照明 香川麻子



●主催
 エモシオン株式会社 Mariフラメンコ教室>>